-------15 (R指定部分があります。ダメな方は印がしてあるので飛ばして下さい)
| 「大儀であったな、昌幸」 労いの言葉をかける信玄の前に藤吉郎はただ一人平伏していた。 他に人は居ない。 「・・・もったいないお言葉でございます」 まるで何の意志も持たないように、抑揚なく藤吉郎は答えた。 「褒美を取らせよう。何が良い?治領か?部下か?何でも望みのものを言うがいい」 治める土地も、有能な人材も、与えられれば与えるほどに藤吉郎を甲斐の地へと 雁字搦めに捕らえていくただの道具にすぎない。 それならばいっそ、何も無いほうがいい。 「・・・何も」 「何も?」 「・・・望みはございません」 「ほぅ・・無欲なことだな」 藤吉郎はいまだ頭を下げたまま信玄の顔を見ようとはしない。 信玄がぱしりと扇を打つ音がした。 「ならばもう尋ねまい。お前の登用に反対していた者達も口を閉じたようだしな。それだけ でも十分か。昌幸、お前には当分俺の小姓をさせる」 「・・・・はい、ご随意に」 何を命じられようと今の藤吉郎に反抗の意志は生まれない。 「二度と俺の目の前に現れるな。現れたら・・・・・・・・・・殺す」 覚悟していたことだった。 けれど改めて五右衛門から告げられた信長の言葉は藤吉郎の心を締め上げる。 いっそ、本当に殺してもらえたら・・・・。 これ以上、信長を裏切ることも無い。 「昌幸、何を考えている?」 「・・・・・・何も」 「何もという顔では無かろう」 思索にふける藤吉郎の、いつのまに近寄ったのか、顎を掴み顔持ち上げた信玄は 上機嫌に笑っていた。 「元主君の姿でも見たか?」 「・・・・・いいえ」 「すぐ目の前にある尾張へ帰りたかったか?信長に会いたかったか?」 「・・・・・・・・・」 「それとも・・・抱かれたかったか?」 ぱしんっ・・・と鋭い音が響いた。 「・・・・・っもうこれ以上・・・しゃべるな・・・っ!!」 全ては信玄のせいなのに。 お前のせいなのに。 これ以上、自分に何を望むというのだ。 今まで、人形じみた無表情だった藤吉郎の顔に怒りという感情が生まれる。 「そう、昌幸。お前は感情のままに動いているほうがいい。人形など俺は欲しくは 無いからな。・・・だが」 警戒心に満ちた藤吉郎の腕を掴むと、信玄は立ち上がる。 身長差から藤吉郎は自然と引きづられるような形になった。 「それを従順にさせるのも、また一興だ」 暗い笑みを浮かべた信玄は、つづきの間の襖を開けるとそこへ藤吉郎を投げ出した。 「言葉は可変だ。不変では無い」 後ろでに信玄が襖を閉め、外の光は一切部屋には届かない。 屏風の置くの灯明がちろちろと風に揺れるだけ。 「藤吉郎、お前は全てを俺に捧げると誓った。だが、まだその心も身を俺のものでは 無いようだ・・・」 ゆっくりと近づく信玄は息詰まる圧迫感を藤吉郎へと与える。 「・・・・・っ」 訳のわからない恐怖に藤吉郎の体が震えた。 --------- R指定 --------- 藤吉郎が逃げようとするよりも早く、信玄は藤吉郎の上に圧し掛かりその動きを 封じた。そうなれば小柄な藤吉郎に逃げる術は無い。 「・・・・・っ!」 「俺が怖いか?」 藤吉郎は大きな目を見開く。 「くくっ・・・主君に抱くものは親愛よりは恐怖のほうがいい」 「・・・何を・・・」 しゅるり、と帯が解かれ乱暴に着物を剥がされた。 「・・・傷があるな・・・これは・・」 信玄の手が藤吉郎の傷を辿る。 肩の傷、背中の傷、胸の傷・・・大小さまざまなそれは全て、藤吉郎が信長のために 負ったものだ。 「・・・・いっ・・・っ!?」 その傷に痛みが走る。 信玄が・・爪を立て、抉る。 新たな血が滲み出ていた。 「これからお前は俺のためだけに血を流せ。それ以外に傷を作ることは許さん」 ぴちゃぴちゃと音がして、流れ出た血を信玄が舐めていく。 鈍痛と共に、別の感覚が藤吉郎の背を走った。 「感じたのか、藤吉郎?」 耳元で囁かれ、藤吉郎は身震いする。 信玄は藤吉郎に昌幸という名を与えた癖に二人きりの時には藤吉郎と呼ぶ。 それが・・・・錯覚を起こす。 『サル・・・・・・藤吉郎』 「あ・・・・・・っ」 男の急所を握られて、力が抜けていく。 まとわりつくような濃密な空気の中、額に汗が滲んだ。 「藤吉郎」 『藤吉郎』 大きく開脚させられた足の間・・・・秘所が信玄の目の前に露にされる。 憤死しそうな羞恥と屈辱に藤吉郎はぎゅっと目をつむり、耐えた。 「ここで・・・・男を受け入れる。知っているか?」 信玄の指が藤吉郎の後腔を撫でる。 「・・・・・・・・っ」 突き刺さった一本の指に反応し、中が蠕動する。 奥へと誘いこむような動きは・・・この行為が初めてでは無いことを意味した。 「・・・遠慮はいらぬようだな」 信玄は藤吉郎の足首を掴み、肩に乗せると袴からそそり立つ己を取り出し、 慣らしもしない、藤吉郎のそこを一気に衝いた。 「・・・・・・・っっっ!!!」 「力を抜け・・・このままでは戻りも進みも出来んぞ・・息を吐け」 あまりの衝撃に藤吉郎の目から生理的な涙が流れ落ちる。 それでも、ひくつく喉で必死に息を吐いた。 それと呼応するように、信玄のものが中へ、奥へと入っていく。 「・・・・・っひ・・・」 信玄はそのまま、注挿を繰り返し、容赦なく傷つき出血した、その滑りを利用して 藤吉郎の体をゆさぶった。 藤吉郎は痛みと出血に気が遠くなりかける。 その度に信玄は、胸の突起を嬲り、藤吉郎の徴をさすりあげ快楽の火を灯した。 痛みと快楽と・・・・絶望と愉悦。 どちらも一度も達することなく、行為は続く。 あまりのことに藤吉郎は悲鳴をあげることも出来ず、喉から苦鳴を漏らす。 「・・・藤吉郎、声を出せ」 くるりと体を反転させられ、背後から犯される。 余計に深くなった繋がりは、藤吉郎を追い上げる。 「あ・・・・・・・・・・・ぅ・・・っは・・・っ」 逃げを打つ体を押さえられ、解放を促すように藤吉郎のものを握る信玄の手の動きが 早くなった。 血と精液のぬめりが、より以上の快楽をもたらす。 「・・・・・んぁ・・・・ひっ・・・」 先端を抉られた藤吉郎は信玄の手の中で達した。 一瞬後に後腔に熱さを感じる。 藤吉郎の中で達した信玄のものが、溢れ流れた。 ------------------------------------ 行為の後、意識を飛ばした藤吉郎は信玄の腕の中で眉ねに皺を寄せ、苦しげに 眠っている。 「昌幸・・・藤吉郎・・・」 そんな藤吉郎の様子に、信玄は上機嫌に笑みを浮かべていた。 「決して消えぬ傷をお前に残そう」 |
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+あとがき+
本来なら裏仕様なんですが、長編の1本だけを裏にまわす
なんていうのは読むほうにとって嫌だと思うので(・・御華門は嫌)
指定つけて表にUPしてみましたが・・・・大丈夫でしたでしょうか?
信玄様、今まで登場できなかった恨みを晴らすごとく鬼畜(笑)
・・・でも楽しかったです(おいっ)