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11月29日 今日は三蔵の誕生日! どうしたら喜んでくれるかわかんなくて八戒に聞いたら教えてくれたんだ。 こうすればいいですよ、て♪ |
「さーんぞっ♪」 いつものように執務机で大量の書類に埋もれた三蔵に悟空は声をかけた。 「・・・・・何だ?」 三蔵は机から顔をあげることなく悟空の呼びかけに答える。 「なぁなぁ、こっち向いて♪」 「俺は仕事中だ、邪魔するならあっちに行け」 「う〜〜邪魔じゃないんだって!」 悟空は必死に言い募るが三蔵は依然として顔をあげようとはしない 仕方なく悟空は三蔵の横にまわり、その袖をくいっくいっと引っ張る。 「三蔵ってば〜っ!」 「ああっ!うるさいっ!!邪魔をするな・・・と・・・・・・・・・・っ!?」 いい加減わずらわしくなった三蔵が目をやればそこには・・・・・・・・・・・・・・ いわゆる”メイド”姿の悟空が。 ご丁寧に頭にレースのリボンまでついている。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何だ、その格好は?」 一瞬の動揺の後、ようやく言葉をつづった三蔵。 「似合う?今日は三蔵の誕生日だって言ったら八戒が用意してくれたんだ♪」 ひらひらレースつきミニスカートで三蔵の目の前でくるりとまわってみせる。 ・・・・・・・・・・・・・くそ八戒の奴・・・・・・・・・! 「三蔵、誕生日おめでと♪」 ちゅっ 「・・・・・・・っ」 首に腕をまきつけ、ほっぺにKiss! 「え・・・とそれから・・・”あたしを食べて”・・・でいいんだよな・・・・」 「・・・・・・・・・・・おい」 先ほどからとんでもない行動を繰り返す悟空に三蔵の眉間に皺がよる。 「・・・いったいどこで覚えてきやがった?」 「悟浄が言えって・・・・三蔵が喜ぶから〜て」 ・・・・・・・・・・・・・・絶対コロス。あのエロガッパ!! 「三蔵?」 どうもあまり喜んでいる様子ではない三蔵に悟空が不安げな面持ちで覗きこんでくる。 「悟空」 「ん?」 首をかしげて三蔵を見上げる。 そんな悟空を膝の上に抱き上げると向かいあって、悟空の髪のリボンをほどく。 さらさらと解けた髪が後ろに流れた。 「いいか、俺以外の前でその格好をするんじゃないぞ」 「どうして?」 「誕生日プレゼントなんだろ?」 「え、うん」 「だったら俺だけのものというわけだ」 「そっか〜♪」 単細胞・単純という単語が三蔵の脳裏に浮かぶ。 「それじゃあ・・・・ご要望通りいただかせてもらおうか」 「????」 三蔵の言葉の意味がわからなくて悟空の頭には?マークがくるくると踊った。 「お前はじっとしていればいいんだよ」 いつもは絶対に自分から触れてはくれない三蔵の手が悟空の顔を挟む。 悟空を見つめる三蔵の眼差しは・・・・・・優しかった。 「さんぞー・・・・・」 「はい、そこまでにして下さいね」 「お邪魔さま〜♪」 いいところでにこやかに部屋に押し入ってきたのはもちろん八戒と悟浄である。 「貴様ら・・・・・(怒)」 「いや〜悟空とってもよく似合ってますよ♪」 「ホント、そのまま食ってもいいかもな〜♪」 そんな二人の視線から三蔵は悟空を隠すように背後へやった。 「ふふふ・・・三蔵だけいい思いをさせるわけにはいきませんからね・・・なにしろ僕なんて 時期を逃されてお祝いさえしてもらえなかったんですから」 「俺なんか自分の誕生日に用意されたプレゼントを横取りされたあげく、フッ飛ばされた んだぜ?」 「それは自業自得です」 「自業自得だ」 「・・・・・・・・」 これだよ、とさすがの悟浄も手をあげる。 「まぁ、今日は一応、三蔵の誕生日ですから」 「そうだな」 「取りあえず、おめでとうございます」 「おめでとさん」 「・・・・・・ふん」 「おめでとうっ!三蔵!!」 背後にいた悟空もあらためて三蔵にお祝いの言葉を贈った。 「・・・・・・・・・・ありがとよ」 |
11月29日 今日は三蔵の誕生日 皆で祝って おいしいものたくさん食べて 本当に楽しかった!! 三蔵が生まれて本当に ありがとうっ!! |
† あとがき † ということで 本日は三蔵さまのお誕生日でございます。 やっぱり悟空にとっては岩牢で三蔵と出会った次に 大切な日、ではないでしょうか? と御華門は思うんですが。 さて、この後悟空がどうなったかは 皆様のご想像におまかせいたします(笑) とりあえず ご拝読ありがとうございました!!(^^) |