作: レイジー様
外は寒く薄暗い朝方というかまだ夜中に近いかもしれない時間、八戒が悟浄を起こしに現れたのはその時だった。 あのいつもの優しそうで、それでいて何か企んでそうな微笑で・・・。 八戒「悟浄、おはようございます。今日は3月14日,『ホワイトデー』ですね(はーと)」 悟浄「お・・・おはよー八戒。確かに今日は『ホワイトデー』だけど、それがどうしたんだ?」 八戒「忘れましたか?悟浄,先月2月14日の『バレンタインデー』を。」 悟浄「え・・・?」 八戒「悟空が焔達や紅孩児にチョコをあげてたあの日ですよ。」 悟浄「ああ,あの事ね。で、なんでお前そんな楽しそうなの?」 八戒「だって・・・・今日はバレンタインの『お返し』の日ですよ。焔も先月『ホワイトデーを楽しみにしていろ』と言ってましたし、紅孩児さんも律儀な人ですからお返しに来るでしょうし、三蔵もどんなお返しをするのかと思うと楽しみで楽しみで・・・・。」 悟浄「最初の2人はわかるけど,あの三蔵がお返しなんてすると思うかぁ・・・?」 八戒「まぁそうなんですけどね。でも、強力なライバルがいることですし悟空を取られたくないっていう三蔵の独占欲に火がつけば・・・。」 悟浄「なるほどー。三蔵,独占欲強いかんねぇ。」 ドタドタドタドタ・・・・バン!!(ドアの音) 三蔵「・・・・・・」 八戒「おはようございます三蔵。どうしたんですか?いつもより不機嫌な顔してますけど。」 三蔵「・・・・」 悟浄「さ・・・三蔵?」 三蔵「・・・さっき起きたら隣のベットにこんなもんが・・・(怒)」 八戒「この紙きれですか?どれどれ・・・『今日一日、孫悟空は預かっておく。焔』・・・おやおや、先手うたれちゃいましたねぇ。」 悟浄「先手うたれちゃいましたねぇ,じゃないって。どうする八戒?」 八戒「三蔵も探しに行ってしまいましたし、楽しそうなのでこのままにしておきましょ♪」 悟浄「それでいいんかいっ!八戒さぁ〜ん!?(ガビーンッ!!)」 ホワイトデーDeys〜三蔵一行の場合〜 八戒「・・・それから数時間後、僕と悟浄,そして捜すのにつかれた三蔵は現在泊まっている宿の食堂でこれからどうするか話し合うことにしました。」 悟浄「(汗)誰に向かって喋ってんの?八戒さん。」 三蔵「・・・・(イライライラ)」 悟浄「そ〜と〜,苛立ってんね。三蔵」 八戒「ええ、でも捜すと言っても場所の見当もつかないから行くだけムダだって事も理解して欲しいですね。」 三蔵「・・・うるせぇ・・・(怒)」 八戒「所で、バレンタインのお返しが目的なのはわかるんですが、あの人どうするつもりなん でしょうねぇ?」 悟浄「そりゃあ、せっかく捕まえたんだしやっぱりホワイトデーは自分の○×△◇を」 ばし〜〜〜〜ん!! 悟浄「〜〜〜〜(痛)てめぇ!!またハリセン投げやがったな!!ハリセンは突っ込むものであって投げるもんじゃなくーって何度もいってんじゃねえか!!」 三蔵「貴様がくだらない事を言ったからだ」 八戒「でももし,本当に彼が僕等の悟空にそういうことをしたら・・・不不不不・・・(恐)」 悟浄「(怯)ま・・・まぁとにかく,今は待つしかないってことだ。奴らだって今日一日預かるって言ってるだけなんだし、」 三蔵「(ピクッ)・・・ホントに預かる『だけ』だと思ってんのかテメェ・・・」 悟浄「・・・え?」 三蔵「相手は焔だぞ,悟空を痛めつけるだけならまだしも、拉致って捕らえてプロポーズしやがった変態闘神なんだぞ!?」 悟浄「(お前だって似たようなもんだと思うぞ・・・)三蔵・・・?」 三蔵「アイツのことだ!脳味噌1ミリリットルの馬鹿ザルをあの手この手で丸め込ませなんだかよくわかってないうちに身体を頂いて『出来ちゃった結婚』させる気に違いない!!!」 悟浄「さ・・・さんぞ〜!?(混乱)」 八戒「三蔵、ストレスが溜まって遂に暴走しちゃいましたか、これは困りましたねぇ・・・。 (と言いつつお茶を飲む)」 悟浄「いいのかよ八戒止めなくて!なんか三蔵らしくないっていうか・・・とにかく怖えーよっ いまのあいつ!!」 八戒「悟浄、あんな三蔵、滅多に見られませんよ。こちらに害は無さそうですし、もう少し見て ましょ♪」 悟浄「・・・・・いいのかなぁ、こんなんで・・・(涙)」 三蔵「まず縛って逃げられないようにして邪魔な服はビリリと引き裂き●●●とか▲▲▲とかを弄りまくって×××に指入れたり●●●舐めたりして悟空が感じまくってる所にアイツの★★★に自分の▲▲▲を××××で●●を×××で★★★が▲▲▲が●●●●で〜〜!!」 悟空「たっだいまぁ〜♪」 八戒・悟浄「悟空!?」 三蔵「何!?」 悟空「・・・・・あれ?どうしたんだよ皆。そんな顔してさぁ?」 八戒「お・・・お帰りなさい、悟空。大丈夫・・・でしたか?」 悟空「え?なにが?」 八戒「何がって,焔に連れてかれたんでしょう?」 悟空「うん、今日は・・・・焔と『デート』した。」 3人「・・・・・・・・・でぇと?」 悟空「うん、美味しいもんおごってくれたり、いろんなとこ連れてってくれたり、それから, それから・・・・(ポッ)」 3人(・・・・なぜそこで頬を染める!?) 悟空「とにかく,楽しかった・・・かな。」 ブチッ!!! 八戒・悟浄「あ(汗)」 三蔵「・・・・・悟空」 悟空「何?三蔵?って、え?ちょっと・・・どこ連れてくんだよっ、いっ痛い痛いって! ひっぱんなよバカ〜っ!!」 悟浄「・・・・連行されちまったな。」 八戒「ホワイトデーのプレゼントは自分ってことでしょうかねぇ。」 悟浄「ああ,間違い無い(呆)」 その夜、2人の予想通り・・・かどうかは知らないが宿の一室で悲鳴が聞こえたとか聞こえなかったとか・・・(笑) 八戒「と,いうわけで三蔵いわく食べ頃の身体の悟空はそのあと三蔵に美味しく頂かれました。・・・そうそう、悟空が連れてかれた後紅孩児さんがクッキー持って来てくれたんですよ。先月,チョコレートを貰ったからそのお返しにと・・・」 悟浄「ホントーに律儀だよなぁ,アイツって。ちなみにバカざるは散々やられた挙句しばらく歩けなくなっちまって、それから4日まであの町に残ることになった。」 八戒「大変でしたよねぇ・・・。」 悟浄「まったくだ。三蔵の奴、坊主のクセしてもうとっくに『チェリーちゃん』卒業してんだもんなー。しかも男相手に・・・」 八戒「そんなこと言ってるとまた三蔵に撃たれますよ。」 悟浄「いや・・・『チェリー』じゃおかしいな。もうあれは小猿専用巨大バナナ・・・」 三蔵「うるせえええっっ!!!!(怒)」 バァン!バァン!バァン!(銃乱射中) |
◆あとがき◆ ・・・・・下品ですみません(笑)しかもとっくにホワイトデー過ぎてるしぃ。 |