† 2000年11月日記 †


2000年11月 1日 『犠牲者は続くよどこまでも』
■ お天気
あめ
こんにちわ、いよいよ11月ですね♪
これからどんどん寒くなることでしょう☆

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 金蝉と天蓬が『ほみゅら』なるものに頭を悩ませていたとき、執務室の扉が勢いよく開け放たれた。
「よぉ、金蝉!」
「こんぜーんっ♪」
 そこには腕に悟空を抱いた捲簾がいた。
「捲簾・・・貴様、扉を蹴るなと言っているだろうが。てめぇは犬以下かっ!」
「はいはい、やだねぇ。悟空を引き取ってからやけに礼儀にうるさくなりやがって」
「うるさい」
「捲簾、僕もあなたには少しばかりの礼儀はわきまえてほしいといつも思っていますよ」
 にこにこ。
 穏やかながら奥に、恐いものを秘めた天蓬の言葉にさすがに捲簾も顔をひきつらせた。
「こんぜんっ♪」
 そんな場の雰囲気には全く頓着なく悟空は捲簾の腕の中から金蝉へと腕を伸ばす。
 金蝉はそもそもの元凶に渋い顔だ。
「悟空・・・『ほみゅら』はどうした?」
「何だぁ?」
 金蝉の言葉に悟空ではなく捲簾が?顔になった。
「ん?ほみゅらはねぇ・・こんど遊びにいくのぉっ♪」

「「「・・・遊びにっ?!」」」

 悟空の言葉に3人はいきり立った。


2000年11月 2日 『正体?!』
■ お天気
土砂降り・・☆
今日こそは正体がわかるのかっ!?
・・・てばればれなのに(笑)

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「「「悟空」」」

 捲簾の腕から下ろされた悟空は金蝉・天蓬・捲簾の3人に囲まれ詰め寄られていた。
「・・・なに?」

「『ほみゅら』ていうのはいったい誰なんだ?」
「誰なんですか?」
「誰だぁ?」

 もうこうなったら悟空に聞くしかない、そう3人は決心してたたみかけるように質問した。

「え・・・ほみゅらは、ほみゅらだけど・・」
 
 だが返されたのはそんな、ちがーうっ!!てな答えだった。
「・・・・・このバカ猿が・・・・」
 とうとう我慢の限界にきた金蝉がキレそうになる。そんな金蝉をまぁまぁと手で制して天蓬が悟空に目線を合わせた。
「悟空、僕たちは『ほみゅら』という名前だけではそれがいったい誰なのかわからないんですよ。もう少し具体的に教えていただけませんか?」
 さすが、悟空専属保父。
 どこまでも粘り強い。(笑)
「ん・・・と、ほみゅらはねぇ・・おれと同じ目をしてるの〜♪」
「「「・・・同じ目・・・それから?」」」
「それからぁ・・・おれと同じ手に鎖をしてるのぉ〜」
「「「・・鎖っ!!?」」」
 3人は悟空の言葉に目を見開いた。

「それはもしかすると・・・」
「アレ・・じゃねえの・・・・?」
「俺は・・・凄まじく嫌な予感がする・・・」

 3人の頭には・・・1人の人物の姿が浮かび上がっていた。


2000年11月 3日 『い、いよいよ・・・』
■ お天気
お腹いっぱい♪
今日はちょっと食べ過ぎました☆
でも・・・満足♪♪

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「それは・・・」
「きっと・・・」
「あれ、のことじゃねぇ?」

 金蝉・天蓬・捲簾は悟空の言葉からある一人の人物を思い浮かべていた。
「名前も・・・『ほみゅら』というのは近いですし・・・悟空には難しい発音だったんでしょうねぇ・・・」
「ちゃんと教育しろよ、金蝉」
「うるさい」
「とにかくあれだな、『ほみゅら』てのは・・・」

「「「焔太子のことだ」」」

「どうやら意見の一致をみたようですね」
「ああ・・・」
 天蓬の言葉にしぶしぶ金蝉が肯く。
「問題はどうして悟空が焔太子のことを知っているのか、だよな?」
「ええ、それもかなり仲が良さそうですよ。金蝉、何か心あたりは無いんですか?」
「・・・・・ない」
「きっとあれだな。普段金蝉が遊んでやらねーから悟空は浮気したってわけだ」
 かかかっと捲簾が笑う。
「・・・・死ぬか?お前」 
 金蝉の目は限りなく本気だった。
『浮気』の二文字はよほど嫌だったらしい。
 そんな金蝉の服の裾を悟空がくいくいと引っ張っている。
「どうした?」
「ほみゅらねっ!とってもおっきいのっ!!」

「「「何がだっ!!!?」」」
 悟空の問題発言に3人は一斉に突っ込んだ。

2000年11月 5日 『問題発言!!』
■ お天気
トレカ☆
本日、トレカをゲットしてご機嫌な御華門です♪でも欲しいのは悟空のSPカードなのぉぉぉ(T×T)

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「お・・・大きい、て・・・」
 珍しく天蓬の額に汗が流れる。
「おい、悟空。お前まさか・・・・」
 金蝉も同様に深刻な顔だ。
「小猿もついに・・・・大人になった、て?」

「「捲簾っ!!!」」
 二人の叱正に飛びのく捲簾。
 その場にいたら命は無かっただろう。

「あのね、それでね。気持ちも良かったのっ♪」
 追い討ちをかけるような悟空の言葉に保護者&保父コンビはさらなるダメージを受けた。
「へぇ〜そんなに気持ちよかったのか?」
「うんっ!!金蝉のと同じくらい気持ちよかったーっ♪」
「金蝉・・・どういうことですかっ?!」
「いや・・・ちょっと待て」
 眉間をぴくぴくしながら金蝉に迫る笑顔の天蓬はかなり不気味だった。
「どうも俺たちは誤解しているみたいだな。誓って言うが俺は・・・まだ、だぞ」
「ほぅ・・『まだ』ねぇ。それっていつかは手出すって言ってるようなもんだと・・・・あ、いえ何でもないです」
「悟空、もう一度よく聞くからはっきり答えるんだぞ」
「うん?」
「焔の何が大きくて気持ち良かったんだ?」

「・・・・ん・・・・・・手!!」
 悟空が自分の手を3人に開いてみせる。

「「「・・・・・・手ぇ?」」」
 再び3人は意気投合した。
  
2000年11月 6日 『大きくてあったかいの♪』
■ お天気
はれ
うっ・・プリンタを使おうと思ったら使えなかった・・・(T×T)

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「あのね、ほみゅらの手ね!!」
 3人に向かって悟空が一生懸命に説明する様子は健気でとても可愛いのだが、内容が最悪である。
「オレのあたまをね、なでて・・・気持ちよくって大きくてあったかいのっ♪」
 どうやら焔に頭をなでてもらったのがかなり気に入った・・・そういうことらしい。
「何だ、頭ぐらい俺がいくらでも撫でてやるじゃねーか」
 がしがしっ!
「いたーいっ!!捲兄ちゃんのばか力ーっ!!だからダメなのーっ!!」
「おやおや、捲簾、悟空に嫌われてしまったようですよ」
 そういいつつ次は天蓬が悟空の頭をなでてやる。
 なでなで、なでなで。
「うー・・天ちゃんのは優しい感じで好きだけど・・・でもちがうのーっ!!」

 捲簾、天蓬・・・討死。

「悟空」
 名前を呼ばれて悟空が金蝉を振り向けば、しゃらりと髪をすかれ、頬をなでられた。
 悟空はそれは気持ちよさそうに目を細める。
「あれだな、つまりお前は猫並だということだな・・・こうされるのが好きなんだろう?」
 金蝉はまるで猫を撫でるように悟空の頭や顔に手を滑らせる。
「・・・ん、金蝉の手はやっぱり好きー♪ほみゅらとおなじくらい気持ちいいもん♪」

 結局『ほみゅら』かいっ!!

 それは3人の隠されざる叫びだった。

2000年11月 7日 『ご降臨!?』
■ お天気
はれ
今日は最遊記の日♪
焔様、回を重ねるごとに美形になっていると思うのは御華門の気のせいでしょうか??(笑)
悟空は相変わらず可愛いけどvv(←惚れた欲目・笑)

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「んじゃ、オレ、ほみゅらと遊ぶやくそくしたから行ってくるねーっ♪」
「あ・・・ちょっ」
「こら、待て。悟空」
 飛び出して行きそうな悟空を引き止める金蝉と天蓬。
「なに〜?」
「ダメだ。悟空、焔の住むところはお前が近づいてはいけない場所だ」
「えぇ〜っ!どうして?でもオレ行ったよ?」
「たまたま、監視がいなかったからだ」
「それに悟空、あのあたりは色々と危ないですからどうしても、と言うのであれば誰か一緒に行かないといけませんよ」
 この天界においてさえ悟空に匹敵する力を持つ者はいくらもいるとは思えないので、これは天蓬の必死の引き止め工作である。
 さすが戦術オタク(笑)
「でも・・・やくそくしたのにぃ〜」
 
「大丈夫だ、こちらから来たから」

 横からかかった声に4人が振り向けば、そこには話題の人物が壁に背をあずけ、不敵な笑いを浮かべて佇んでいた。

2000年11月10日 『お土産♪』
■ お天気
はれ
・・・御華門に家事はできない(しみじみ)

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「あ、ほみゅら〜っ!!」
 その姿を見つけた悟空が駆け出した。

・・・・・・・が。

「・・・っぃ・・た〜いっ!!」
 焔に抱きつきそうになった悟空の後ろ髪を金蝉が引っ張っていた。
「なにするんだよっ、金蝉っ!!」
「言ってるだろうが、他人に抱きつくんじゃないと!!」
「えー、だってほみゅらは他人じゃないよ?」
「自分以外は全部他人なんだよ、馬鹿」
 ばこっ!!
 悟空の頭に金蝉の拳がお見舞いされた。
「うぅーっ」
 悟空の目に涙がにじむ。
「まぁまぁ、金蝉。素直に悟空が自分以外に抱きつくのが嫌だと言えばいいじゃありませんか」
「・・・・天蓬」
 金蝉が憎憎しげに睨みつけた。
 そんな二人をよそに焔が悟空を手招きする。
「ん?」
 とてとてとて。
「悟空、お前に土産だ」
「お土産っ!!?」
 焔が差し出したのはそれはそれは巨大な・・・・・・・
 
 アンパン。

「ぅわーっ!!」
 それを見た悟空は口から涎がこぼれ落ちるのではないかと思うほど喜んだ。
「思う存分、食べるといい」
「ホントっ!?やったーっ!!」

 悟空は両手で掴むとがぶり、と噛み付いた。

2000年11月11日 『しあわせ〜』
■ お天気
くもり
今日は同人誌の原稿やってました・・・何だか久しぶり・・・とっても・・・

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「おいしぃ〜〜〜っ!!!!」
 かぷり、とかぶりついたアンパンを3口で食べ終わると、悟空は口のまわりに餡子をつけて満面の笑みで感想を述べた。
「そうか、良かったな」
「うんっ♪ほみゅら、ありがと〜」
 悟空が抱きついてくる・・・のは嬉しいのだが口のまわりの餡子がべったりと焔の服に容赦なくついている。
「悟空・・・」
「うん?」
 焔に名前を呼ばれて悟空が顔をあげる。
「餡子がついているぞ」
「どこぉ?」
「ここだ」
 焔は悟空の口に顔を寄せると、餡子をぺろりと舐め執った。
「ん・・・くすぐったい・・・ほみゅら」
 
「おい・・・・」
 ゆら〜りと不気味な影を背負って金蝉が悟空の背後に立った。
 その横には同じくにこにこ顔でいながら金蝉と同じ空気をまとう天蓬。
 捲簾はそんな二人の後ろで顔をひきつらせていた。
2000年11月17日 『遊びに行こう♪』
■ お天気
あめ
うう・・書いてたら間違ってブラウザを戻してしまい・・・最初から(T×T)

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 まるで亡霊のように焔の背後に立ちふさがった天蓬と金蝉はがしっと両側から焔の肩を掴んだ。
「おい、悟空に置いている手を今すぐ離せ」
「悟空に触らないでくれませんか」
 キレた二人はいつもよりいっそう言葉が直接的だった。
「ふ、貴様らに命令される筋合いはない」
 きらん!と目を輝かせる焔。
 こちらも負けてない。
「金蝉?天ちゃん?ほみゅら?」
 一人全く状況を理解していない悟空は不思議そうな顔をして3人を見つめている。
「悟空。今日はこれからどこかに遊びに行かないか?」
 まず行動に出たのは焔だった。
「遊びにっ?」
 悟空の顔がぱぁぁと輝く。
 ・・・・そうきますか・・・
 天蓬はふっふっふと笑いを漏らす。
「悟空、今日は僕がとびきり美味しいおやつを作ったんです、食べに来ませんか?」
「ホントっ!?」
 悟空が飛び上がる。
「ったくどいつもこいつも・・おい、悟空。今日は天気が悪い。外出はやめろ。・・・そのかわりこの部屋で遊んでもいい」
「金蝉の傍で?」
「ああ」

「卑怯だぞ」
「卑怯ですよ、金蝉」

「何がだ?」
 今こそ保護者の特権をフル活用しなくてどうするっ!!
2000年11月18日 『みんな一緒vv』
■ お天気
はれ
今日は久しぶりに良いお天気でした♪
・・・寒いですけど。
そろそろトップのイラストを変えないと・・とは思うもののイベントも一週間前になってきて忙しい日々・・・久しぶりに修羅場しなくちゃいけないかも・・・と老骨に鞭うつ御華門なのでした(T×T)

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「どれにするんだ、悟空?」
 ずずずぃいっと3人に迫られて悟空は目を白黒させる。
 え?え?え?
 どれ、て・・・・???
 
 ほみゅらと遊ぶし・・・
 天ちゃんのお菓子おいしいし・・・
 金蝉といっしょは嬉しいし・・・

 悟空は小さな頭でぐるぐるぐるぐる。

 はぅぅ〜〜〜っっ

 呆気なくそれは悟空の許容量を超えた。

「「「悟空っ!!!?」」」
 倒れそうになった悟空を支えたのは今まで忘れられていた捲簾だった。
「う〜ん・・・」
「悟空っ!」
「悟空、大丈夫ですかっ!?」
「大丈夫か、悟空っ!!」
 倒れた悟空にさすがの3人も反省する。

「金蝉〜天ちゃん〜ほみゅら〜捲兄ちゃん〜」

「「「「何だ、悟空?」」」」

「みんないっしょじゃ・・・ダメ?」
 悟空、可愛く首をかしげてたずねる。

 そんな可愛くおねだりされてダメだなんて言えるわけがない!!!!




 そして、天界のはずれ。
 4人と悟空・・・ちょっと神さまも遠巻きにしたくなるコンビで遊ぶことになったのだった。

2000年11月29日 『ある昼下がりの不気味な光景』
■ お天気
はれ
うわー、気が付けばすごく前回から時間が経ってますね・・・(冷汗)
これじゃあ全然日記じゃないですぅ(T×T)

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「はい、ほみゅら♪」
 差し出されたお椀を焔はひきつった顔で受け取った。
 何しろ中身は”泥ご飯”だ。
「あ・・ありがとう、悟空」
「はい、金蝉♪」
「・・・・・・・」
 投げ出したくなるのを何とか無言で受け取る。
「はい、天ちゃん♪」
「ありがとうございます、悟空。とっても美味しそうですね」
 さすが天蓬。
 内心どう思っていようと応対にそつがない。
「はい、捲にいちゃん♪」
「俺が最後か〜」
 とか云いつつ顔がゆるみまくっている捲簾である。

 つまりはお日様がぽかぽかと暖かい昼下がりの午後。3人と悟空は丘の上に毛氈をひきその上で・・・『おままごと』に興じているわけである。
 (え?悟空がそんなことしない?いいんです!!パラレルなんだからっ!!・・言い切ったぞ・・・)

「どうぞ、おめしあがりくださいっ♪」
 にっこりと舌足らずな言葉ですすめられる。
 そして、内心どう思っていようとそれそれは美味しそうに食べる真似をするのだった。
「・・・・・・ごくんっ」
 その光景をみた悟空が唾をのみこんだ。

「オレも食べたい〜っ」
 


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