『復活！ほみゅら様！』　17））

「うるさくすると悟空が起きるだろうが」 「お言葉ですが、うるさいのはあなたですよ」 「お前が悟空に不埒なマネをしようとするからだ！」 「どこがですか？これはごく普通の愛する者同士のスキンシップです」 「よくもぬけぬけとっ！」 「本当のことですから」 「くぅ〜〜〜〜っ！！」 　第一ラウンドは天蓬に軍配があがったようだ。

『　ごくうのにっき　ぱーと２　』

ひさしぶりっ！げんきしてた？ おれはすっげーげんき！ だって金蝉だけじゃなくて天ちゃんも 倦兄ちゃんも、ほみゅらもいっしょだから！ たのしいんだっ！

◆　ごくうてんし奮闘記　１　◆

オレのしごとは”たましい”をあつめること。 ”たましい”てきらきらしてて すっげーうまそうなんだぜっ？ でもたべたらおこられるけどな！ きょうのしごとは・・えーと・・・ （がさごそ・・あれ、ここにいれたと・・・） あったあった！うんっとな・・ 「しにそうなジジィのたましいかいしゅう」 だってさ！らくしょーらくしょー♪ そんなわけでオレはきょうもがんばってる！

◆　ごくうてんし奮闘記　２　◆

きょうはしごとでしっぱいした・・・。 ”たましい”をどっかにおっことして ゆくえふめいにしちゃったんだ。 オレも「やべ〜」とかおもったんだけど さがしてもみつかんなくて・・・ 仕方なくさんぞーのとこにかえったら・・ （え？さんぞー？ さんぞーはオレの上司でじょうきゅーてんし とかいうやつらしい） やっぱりおこられた。 オレだってはんせーしてんだからそんな おこんなくてもいいのにっ！ おっことしたたましいは誰かが ひろってとどけてくれたらしい。 よのなかしんせつな奴ばっかだよな！

◆　ごくうてんし奮闘記　３　◆

「てめーはばつとしてメシ抜きだっ！」 てさんぞーにいわれた。 ひでーよな！オレはらへってしにそーっ！ う〜〜何か目がまわる〜〜 「これ、食べますか？」 「っ！はっかい！」 見上げるとはっかいが肉まんをもってたっていた。 （はっかいもさんぞーとおなじじょうきゅーてんし） 「くっていいのっ！？」 「いいですよ。さんぞーにはひみつにしておきます♪」 「はっかいっ！！」 オレは肉まんにかぶりついた。 うめーっ！！ はっかいはすげーいい奴だ！ 「はっかいっててんしみたいだな！」 「・・・いえ、僕天使なんですよ・・・」 はっかいがわらっていた。

◆　ごくうてんし奮闘記　４　◆

「おう、サル仕事しっぱいしたんだって〜？」 「うっさいっ！」 ごじょうがどっからかわいで出た。 （ごじょうもじょうきゅーてんしだ） ちょっとオレよりでかいからってむかつくっ！ 「ごじょうだって！おんなのしりばっかおいかけて しっぱいしてるくせにっ！」 「なんだとっ！しったような口きくじゃねぇか！」 「はっかいがいってたもんな〜っ！」 「くそっ・・よけいなことを・・」 「こんどおしおきですね〜ていってたぞ」 「・・・・マジ？」 「マジ」 ごじょうのかおがあおくなった。 へへっ、かった！

◆　ごくうてんし奮闘記　５　◆

きょうは”げかい”におしごとだ！ そうしたら、いきなりこえをかけられた。 「こんなところであうとは・・きぐうだな」 「・・・・？」 ”きぐう”・・？オレのなまえは”ごくう”だって！ そういってやったら 「ふふ・・・そういうところもきにいっている ・・・オレのなまえは”ほむら”だ。 いつかおまえをむかえにくる」 なんだかわけわかんねーっ！ でもひとつだけオレにもわかった！ こいつは”へんなやつ”だってこと！