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作: Miki 様
混沌の闇がうずまく世界。 命をかけて守りたいものがあるなら、プライドなんか捨てちまえ。 持ってたって邪魔なだけだ。 愛するものがあるなら、命をかけて守りぬけ。 「カカシ先生!」 「ナルトか?どうした」 「あのね!あのね!」 子供特有の何にでも興味を持つ純真な瞳。 今日は何があった、誰が居たと一生懸命になって説明するナルト。 そんなナルトがカカシは愛しかった。 いつでも守りたい、そう思ってた。 この子供を守れるのは俺だけだと。 里の中でもナルトは忌み嫌われる存在。 ほとんどの奴らが遠巻きにするか、あからさまに嫌がらせを仕掛けてくる。 それでも穢れることのない子供。 まだ、心まで汚されることはないからいいものの……。 少しでもナルトの心に土足で踏み入れた奴はやつ裂きにしてやる。 「九尾の狐」それ故にこの子はひどい目にあってきたのだ。 なぜ、こんな幼い子供が……… 一体、この子が何をした? ただの、いたずら好きのどこにでも居る子供ではないか。 「ナルト、今日うち来るか?」 「え?いいの!?」 「ああ」 「やったー!!ラーメン作ってくれる?」 「いいよ」 「ありがと!先生、大好き!」 ナルトがカカシに飛びつく。 カカシもそれを軽々と両腕で受け止める。 「あー、お腹いっぱい」 「よく食ったな」 「うん、おしかったから」 「そうか」 「ごちそうさまでした!」 「はい、おそまつさまでした」 「えへへ…………」 なにがおかしいのでもないが、2人して笑う。 「ナルト、もう遅いし、ついでだから泊まって行けよ」 「うん!」 「お風呂入ってこい」 「わかった」 ナルトが風呂場に向かう。 「さて、どうすっかな」 ナルトがお風呂に入ったことを確認したカカシは独り言をつぶやく。 理性、保てるだろうか。 保証はできないな。 なんで、泊まっていけなんて言ってしまったんだろう。 あの子の笑顔がもっと見たかったのだろうか。 わからんな。 ふっ 「せんせー?お風呂開いたよ」 ナルトがどうやらお風呂から上がったらしい。 その姿は、お風呂上りということで肌はピンク色をしていた。 普段の白い肌とは対称的で色っぽかった。 それでも、木目細かな肌は変わらない。 カカシはナルトから目が離せなかった。 「先生?」 ナルトの声でやっと気がついた。 「あ、ああ?なんだ」 「ううん、なんか先生ボーっとしてたみたいだから」 「………………。」 少し小首をかしげて、言うナルトはかわいい。 (もう、だめかもしんない) 「先生?」 カカシ、理性がプチ切れるまでカウント5秒前。 5 「先生もお風呂入っちゃえば?」 4 「あー、アイス食べたいな」 3 「冷凍庫にあるの取っていい?」 2 「チョコとストロベリーどっちにしようかな」 1 「クッキーチョコがある!!」 0 プチッ 「ナルト、愛してる!!」 「は?」 「だから、抱かせてくれ!」 「あ?」 「愛してるんだ、ナルト!!」 …………… ナルトはそのままの表情で固まっていた。 「せ、せんせ?」 ナルトがおそるおそる口を開く。 「いま、なんとおっしゃいました?」 なにげなく敬語になっている。 「愛してるんだ、ナルト!」 「でも、オレおとこ…」 「強姦は好まない。できれば和姦がいい」 (無視かよ、おい!) 「でも、お前が拒むなら俺は…………」 (イッちゃってる?カカシ先生) 「ナルトは、俺のこと嫌いか………?」 (今、こんな状態でいわれても) 今の状態といえば、カエルににらまれた蛇状態……いや、ちがう蛇ににらまれたカエル状態……。 完全にまずかった。 「か、カカシ先生、落ち着こうよ」 辛うじて叫びたかった声をどうにか飲み込んで冷静さを保とうとするナルト。 しかし、そんな努力も虚しかった。 「心配しなくても、大丈夫」 (なにが大丈夫だ!?) 「やさしくするから」 (やさしくしてくれるのも、いやだー!) 「じゃあ、痛くしてもいいのかい?」 (読まれた!?) 「さあ、おいで」 ナルトはもう声を出すこともできなかった。 ただ、首を横に振るのに精一杯。 しかし……………………… 「……ぁん…せん…せ………」 「ナルト」 「…も…っと…ちょう…だ…い…」 そこには、愛撫をねだるナルトがいた。 どうやら、純粋さ故に素直に体が反応してしまったらしい。 そして、一度快感というものを知ってしまったナルトは、拒むことを(完全に!)忘れていた。 「…はぁ…せんせいの……入れて……」 「…せんせいの…大きいのがほしい…」 「……オレの中に………」 なんて、恥ずかしいセリフも平気で言っちゃってた。 「ナルト…きれいだ………」 「…あん…ふ…ぁ……」 そのあと、里でロリコンと噂され泣いていたカカシ先生を誰かが見かけたとかないとか。 そしてその数日後…… 「ロリコンだっていいじゃないか!!」 と開き直っている、カカシ先生がいた。(かな?) |
■御華門より■
自分でもまだ一作しか書いてないのにいただいてしまいました(笑)
ありがとうございます、Miki様(^・^)
表と裏のどちらに置くか微妙なところだったんですが
そのものなシーンは無いし・・ということで表へ(ははは・・・)
カカシ先生・・・・ロリコンていうか犯罪者だろ、お前(笑)